6月25日(金)
参議院選挙の結果がもたらすもの
日本は、ある意味で、バブル期まで、世界一になろうとか、
経済大国で行こう、とか、いいか悪いか別にして、なんとなく
「国民の目標」があった。
●それは、戦争中の、中国を従えアメリカと戦ってでも、日本は
頑張るのだという精神主義と、あまり変わりはなかった。
この精神構造を壊したのは、やはり小泉政治だと思う。
●1、民主党が過半数を参議院でも占めると、どんな政治が展開される
のか、政党合意も社会合意も内容に見える
2.もし第三極がキイになった場合、公明党の出方が一番鍵を握るだろう
「みんなの党」は何処に流されていくか、分からない。
3、社民党は20年前のフレーズ、ダメなものはだめ!土井さん風のいいようだが
政治の藪をつついて蛇が出てきたら、どうやって退治するか戦略は見えない。
4、自民党が復活する可能性はもうない。枡添、渡辺、創新などが入り混じり
保守の再編が進むだろうが、保守と革新の区別もよくつかない時代でもある。
5.政党が再編されても、また動く
●歴史の過渡期状況とはこういうことだろう。
明治中期の政治が混沌とし、昭和初期の政治が、戦争体制をつくったように
なにかが、底流で動いている。
●わたしたちより5~6歳若い世代が権力を握った。彼らは個々人は信用できるが
流れが出来ると、一斉にナショナリズムに走りだす可能性もある。
①アメリカ抜きのアジアは考えられない
②中国抜きのアジアも考えなれない
③日本は、石橋湛山に見習い「小日本主義」で、国際的ポジションを決めればいいが
多くの国民はそうは判断しないだろう。
クオバデス日本
●独立権を得るために、全面講和を片面講和にし、米国の基地を認め、自らも反共の
防波堤を洗択した吉田政権。
沖縄普天間問題はここまで遡る。
消費税論議も欠かせないが、なにしろ、日本社会の方向性が一番の問題だ
●僕はこう思う。
①森林に包まれた列島、日本は、自然との調和を大切にした生活を軸にすべきだ
②小国でも、技術力はすぐれており、中国・アメリカと協力しながらも、人間に役立つ
開発をすべきだ
③やさしく柔軟で伸び伸びした市民社会に生きがいがあふれるような生活が理想だ
ここまでALS患者が書くと、とても疲れる
でも、今度の参議院選挙結果、いろいろの迷路みたいに見えてしまう