6月4日(金)
偶然とはいえ、菅さんが総理大臣になる可能性が濃厚だ。
●彼のことは学生時代から知っていたが、いつも活発に政治に
関わっていた。
市川房枝さんを担ぐとき、江田三郎さんと社市連をつくたとき、
いつも偉い人の傍に座るか,ひょこんと付いている人であった。
それから自立し、何度も選挙に失敗しながらもメゲズ、議員に
なり、「さきがけ」に参加し、ついで鳩山さんと組んで民主党を創った。
●かれは、いつでも一人でありながら、権力の中枢をとることを目指
していた。よく言えば、政治家にありがちな「群れる」ということが苦手
のようだが、多数派を形成することには、躊躇なく妥協した。
小沢自由党との合体もそのひとつだ。
●10年に以上前であるが、総理大臣を目指したい、と語っていた。還
暦を過ぎたあと、あまりいい年のとり方をしていなかったが、まあ熟年
になったということだろう。彼の友人は早く亡くなった人が多いが、
「菅は、人が使えないのが欠点だ」と嘆いていた。総理とは人を使う仕事
さあ、民主党人事がどうなるかで、すべてが決まりそうだ。
マスコミは,非小沢と小沢系の対立をあおるが、両者をまとめて、参議院選挙
のあとも3年はやって欲しいものだ。
●中曽根さん、かつて菅君などをソフトクリームにたとえていたが、中曽根さん
は権力中枢の青年将校で、若いときから総理を目指していた。晩年を除き、
いつも政権党にあり、長期政権も作った。彼に匹敵する野党の人物は、やはり
菅さんだろう。
●2代目でなく、裸一貫から総理になったという意味では、金も利権もない田中
カクエイといってもいいが、彼のように人物掌握術は何もない。
●村山さんについで、付き合いのある人が総理になると、期待より不安が先に
立つ。前原・岡田・原口さん、いまを戦うときでない、と見送って、参議院選挙後
に備えているようだか、ぜひ、菅さんを支えて長期政権を実現し、民主党体制を
磐石にしてもらいたい。
●非小沢系という分類もよくわからないが、小沢系という分類も分からない。
なにが小沢系なのか、新聞は何も明らかにしない。小沢さんの応援で当選した
議員が小沢系なら、みな小沢系だ。非小沢系以前に小沢系がバラバラになる
のでは?
●小沢さんは、族議員をなくし、議員の個人プレイをなくすため、政党の政務調査会
あるいは政策調査会を廃止した。これは河原でシンナー遊びがはやるから、草をみな
切ってしまうという発想と同じだ。
政策通の議員をふやすためにも、ぜひ政調会は復活させて欲しい。
●幹事長 岡田克哉 政調会長 原口一博 総務会長 福山哲郎 が理想
のような気がするが・・・