前に直江家の人々にも書いたが、お見舞いお相手も出来ず失礼になるので、原則お断りしているが、1週間に一度、家族のために料理を作ってくれている、直江旦美さんのお兄さんがご夫妻でお見えになった。
藤沢の住人だが、寒いなかを、駅から30分も歩いて、きてくれた。彼は、例の篠沢教授と、日比谷高校で一緒だったという。
篠沢さんの病気は新聞で知ったようだが、珍しい病気に知り合いが二人もいる、といっていた。
彼は、商社マンの草分け、エリートサラリーマンでもある。子どものころ、ほんとに直江さん一家には世話になった。今も、彼はしっかりしている。
心臓にペースメーカーをつけ、人口透析をしながら、元気で頑張っている。奥さんも寡黙な方だか、いやな印象を受けたことがない。
むろん、旦美さんも一緒だ。スープやプリンなどをいただいた。従兄弟の最年長の光洋さんが、これほど頑張っているのに、末弟に近い、須田春海は、ALSという名前に負けて、、自己努力が出来ていない。ただ寝るだけだ。
ただ寝れば、結果は悪く自分に跳ね返ってくる。妻や家族の努力にも、報いられない。
せめて出来ることを、と思いつつ、又寝てしまう。